(プロフィール 1からの続き)
近年、このコンセプトは都市という現実的な場を起点としつつ、棲家としての〈家〜身体〜脳〉へとミクロ化するスケールと、〈地域共同体〜多文化間の相互関係〜地球〉へとマクロ化するスケールの、双方を往還しながら広がり始める。
その壮大な仮想の通過場の時空間を貫く不可視のエネルギーを可視化する場を、現実に再編成・再身体化するべく、2000年以降は、家屋や家具の廃材や部材などを主に用いた、脱構築的な「インスタラクション」と称するアートワークを続けている。
文中の用語について
⇒ インスタラクション
作品・展覧会についてのコメントなど
‥ 私は壊れやすいものを好む。積んでゆくそばからたちまち崩れていくようなもろい存在を。それは、けっして取るに足らぬものではない。存在と崩壊の両方のポジションに同時にまたがり、一見、はかなげに、かつ、平然と立ち上がっている…。そんなさまを美しいと感じる。そう、それは私たち人類が地球上に築き上げてきた文明、都市、共同体、家族などであり、また、私たち自身の「身体」そのものでもある‥ (2003)
⇒ CASA 「川口 - 空模様」について(2006)
⇒ コメント(2003)
⇒ 地表の変化に都市化を見る(1999)
⇒ インタビュー・「生への実感としてのフィールドワーク」(1999)
⇒ 「こと」作りとしてのパフォーマンス・アート(1998)
⇒ 現在という出来事(1996)
⇒ コメント(1992)
⇒ 私のフィールドワークについて(1990)
⇒ソライロ・プロジェクトとは? [経過報告ページ](2010-2011)
⇒ Rain meets Sun 〜その後の旅日誌 [報告ページ](2009)
⇒ RAVY 2008 [報告ページ](2008)
⇒ TAIWA 日本 ー イラン現代美術展 [報告ページ](2006)
⇒ Look 2005 [報告ページ](2005)
⇒ Between ECO & EGO 2004 [報告ページ](2005)