MARUYAMA Tokio
1997
東京湾・トラッシュ・ライブ '97 野外美術展 臨海副都心(青海地区埋立地)
「土地の系」ー15年の堆積軸
ステンレスパイプ、写真、ポリプロピレンシート、各種拾得物(土・草など)、植木鉢、電球、他
H. 800cm
臨海副都心計画で、未来風景の景観が次々とつくり出され始めている土地。約8mの高さのパイプの先を仮想の地表と見立て、小さなみすぼらしい家型のオブジェを設置した。そこからこの場所(13号埋め立て地)でフィールドワークを始めてから撮りはじめた、15年間にわたる風景写真を連凧のように列ねながら吊るす。
夕暮れ時に家型内部の電球を灯し、写真が海風になびく姿からは、未来に向けて奔流のごとく流れ始めたこの土地固有の時間が、わずかに過去にも引き戻された感じがした。 (1997)
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