MARUYAMA Tokio 大谷地下美術展 1988 『接界』ー採掘場周辺におけるフィールドワーク
大谷石の地下採石場を下るメインの傾斜路(約30m)に、穴の空いたパネルを連続的に設置。一番奥の大きなボックス型のパネルには採石場出口の正面風景を、砕石粉を用いて掌でこすりつけながらドローイングする。内部から、光を正面の突き当たりの壁に投影する。 長い年月、地上の外に向けて膨大なエネルギーを発生し続けた場所に、ささやかな私の行為で、逆に、光と砕石粉を用いて元に還していくイメージ。